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映画を観よう


○自宅で映画鑑賞

最近は、映画館に行くことがほとんどなくなってしまいました。
映画がおもしろくなくなったというわけではありません。
映画代が高い、ちょっと待てばすぐにレンタルで出まわるといった、たぶん、みなさんと同じような理由からです。

映画は、映画館の大きなスクリーンで、という気持ちもありますが、最近では、どこの家庭でもなかなかの大画面ですしね(ちなみに我が家は中画面)。
それに、レンタルショップのあの低料金は、やっぱり魅力です。
おかげさまで、映画館に行く回数こそ減りましたけど、映画作品を観ること自体は、たくさんできるようになりました。


○一般の批評

ネットでは、誰でも映画や本の感想などのレビューを投稿したり、それを読んだりすることができます。
一般の人たちの批評は、ある意味、言いたい放題。
『おもしろかった』『おもしろくなかった』、『得した』『損した』、『私の宝』『ゴミ以下』などなど、はっきりした意見を述べているレビューは、少々毒舌であっても感想が本音なだけに、すごく参考になります。

ただ、参考にならない言葉が流行っている(?)ようです。

 『観て、損はありません』

この言葉、映画に限らず本やCDなどのレビューでも、多く見うけられます。
 『読んで、損はありません』、『聴いて、損はありません』、『買って、損はありません』
どんなレビューを見ても、意見は人それぞれだということを理解したうえで楽しく読んでいますが、『損はありません』という言葉だけは、どうにも受け入れられません。
レビューを見る者としては、おもしろいのかおもしろくないのか、良いのか悪いのかを知りたいわけです。
「損」「得」で言えば、「得する」ものを求めているわけでして、う〜ん…損をしない程度のものですか。そうですか。どうしよう…


○映画のおもしろさ

ときどき、昔の映画の方がおもしろかった、という意見を聞きます。
最近の映画の、ワンパターンなストーリー、くさいセリフ、どこかで見たことのあるシーンばっかりを見せられると、たしかに昔の映画の方がおもしろかったと感じてしまいます。

でも、それは錯覚かもしれません。
昔に観た映画は、その多くが、初めてのストーリー、初めての名セリフ、初めての映像美だったりと、ほとんど初めてのことばかりなので、かなり感動します。
そのときの、おもしろかった、素晴らしかったというイメージが、あまりにも強烈に頭に焼きついているために、最近観た映画との公平な比較ができなくなっているのではと思うんです。

どう考えても、昔より今の方が、映像技術、音響技術において勝っています。
映像や音に関しては、昔の映画より最新の映画が劣るなんてことは、まずありません(クラシカルな、ノスタルジックなのが素晴らしい…という意味での優劣は別です)。
脚本や構成などに関しては、残念なことに、映画を数多く観た人ほど、斬新なストーリーや、見たことのない素晴らしいシーンと出会う確率が低くなってしまうかもしれません。
でも、全くないというわけでもなく、中には自分の知らないストーリーの映画もあるかと思います。
最新の映画の中で、そういうおもしろい映画を見つけたときには、それだけで胸躍りそうです。

本が好きで、音楽も好きで、いろんなことが好き(笑)な私にとって、映画のおもしろさは、なんといっても、ストーリー(脚本)、音、そして映像、この一粒で三度おいしいところにあります。
映像技術、音響技術がどんどん進歩していくことで、今後ますます素晴らしい映画が作られてくるものと信じたいです。もちろん脚本も頑張ってね…

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